I am attracted by the environment and the artists community of Saksala ArtRadius. I expect that placing myself in a different environment will be helpful for my work. Because I use images related to habitation for my work. There are many interesting differences between Japan and Finland. Perhaps Kyoto and Saksala, too.
all the images of the work © Miyuki Kido
Miyuki Kido is
selected as an artist in the artist-in-residence program winter
2007-2008.
Miyuki will be in the art centre
from December 2007 until March 2008 to work on her
plans.
website
Miyuki Kido
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私は『居場所』と『曖昧な記憶』を主なテーマに制作をしています。
なぜ人は物語を求めるのでしょうか?
私たちが誰も主観抜きで正しくものを見ることができないからではないでしょうか。人間の意識を支えるはずの記憶は曖昧で常に作り変えられ、歪められ、再編されています。
そのような歪んだ記憶から人はそれぞれ全く違ったフィルターを作って世界を見ています。
私は自分の記憶の中の曖昧な領域にある断片、あるいは誰か他人の思い出話を集めています。それらを再構成して物語の1シーンを作り、家型のオブジェに閉じ込め架空の街を作ります。
観客はオブジェに取り付けられたドアスコープから覗くことで、他人の視線をトレースしながら他人の主観によって解釈された世界を盗み見ます。
そこにあるのは誰かの記憶と観客の主観、そして『現実』が入れ子になり、それぞれのギャップが折り重なって現れる新しい風景です。
私とあなたの見ているものは、どのくらい違っていて、そこにあるものの実際の姿からどのくらい離れているのでしょうか。
私はそのギャップを感じる装置となるような作品を作りたいと考えています。
あなたはそこに誰も見た事のない新しい風景をみるでしょう。
Miyuki
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